アレルギー・花粉症について

 

 冬も終盤?なのか最近、花粉症の方の相談が増えてきました。

 

 今日はアレルギーの話です(花粉症はスギやヒノキによるアレルギーです)。

 

アレルギーって何?

人間の身体には、外から入ってきた異物を除去しようとする【免疫】という仕組みが備わっています。

 

【免疫】は本来、細菌やウィルスから身体を守ってくれる大切な機能です。

 

しかし、この【免疫】が食べ物や花粉・ホコリなど、身の回りにあるものに過剰に反応してしまうことがあります。

 

これがアレルギーです。

 

アレルギーで起こる病気

 

🟢ぜんそく

 気道が狭くなり呼吸が苦しくなります。ヒューヒュー・ゼーゼーという音を伴う呼吸障害や慢性的な咳が特徴です。

 

🔵食物アレルギー

食べ物が原因となり発疹やじんましん、腹痛や呼吸苦の症状が起こります。

 

🟠アトピー性皮膚炎

かゆみを伴う湿疹が起こり、良くなったり悪くなったりを繰り返します。掻くと症状が悪化してしまいます。

 

🟡アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎

くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・充血などの症状を起こします。花粉症まれます。

 

🟣PFAS(花粉-食物アレルギー症候群)

果物や野菜を食べた後に口・唇・喉などにイガイガ感やかゆみ、腫れがおこります。原因食物としてりんごやキウイがあります。多くは花粉症に合併する食物アレルギーです。

 

アレルギーの原因は?

アレルギーを引き起こす原因物質を【アレルゲン】と言います。

 

花粉症の主なアレルゲンはスギヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなどですが、人によって様々です。

 

アレルゲンは一つとは限らず、複数のアレルゲンを持っていることもあります。

 

まずは原因を知ること

アレルギー疾患では原因アレルゲンを正確に特定することが重要です。

 

なぜなら、上記のアレルギー性疾患では原因アレルゲンの除去・回避・食べないことが治療の第一歩だからです。

 

※小さなお子さんは症状をうまく伝えられないことがあります。特定の食べ物を嫌がるのは、好き嫌いではない可能性があります。

 

アレルギー度をチェックできます

 □ 食べ物を食べた後、お腹が痛くなることがある、じんましんがでる。

 □決まった季節に目のかゆみ、充血、くしゃみ、鼻水がでる。

 □肌が乾燥しやすい、荒れやすい、赤くなりやすい

 

などの症状のある方は、アレルギー疾患を持っている可能性があります。

 

当院では採血検査で、一度に39種類のアレルゲンを調べることができます。

 

検査を希望される方はスタッフまでご相談ください(事前に電話をいただけるとスムーズです)

 

花粉症には注射治療の選択肢もあります

花粉症の治療は、内服薬・点鼻薬・点眼薬が中心になりますが注射薬もあります。

 

薬で眠くなってしまう・飲み薬だけでは花粉症の症状を抑えきれていない、といった方は一度ご相談ください。

 

 

 

⦅ かきざき 糖尿病内科クリニック ⦆ 

 〔花粉症や不眠・貧血などの一般内科外来〕

 〔専門医による糖尿病外来〕〔甲状腺外来〕

 〔ダイエット外来〕

 〔管理栄養士による栄養指導〕

   青森県青森市篠田2-20-15

   017-757-9080

 

(ストーブ用の薪。大量に配達してもらいました)